▼時間や時計について
マッシヴ様の世界の住人は時間に関して寛容。
一般人が生きていく上で現代日本のように1分1秒単位で細かく把握している必要があまりないため、大雑把な時間の概念はあるが「じゃあ10時ね」という約束をした場合でも前後30分くらいはズレても気にしない。
ロストーネッドの5時に鳴る鐘もわりと大雑把。
それもあり少なくともベレリヤ国では時計技術がさほど発展しておらず、王都でさえ日時計を使っている。
恐らく魔法と研究中の近代的技術を合わせれば作れると思われるが、前述の通り住民が時計に対して興味が薄い。
なお「実験の際にあると便利だから」という理由でナレッジメカニクスには正確な時計がある。
転生者から技術を吸い出したのかデジタル時計も存在する。
そのため世界で一番規則正しい生活を出来る環境が整っているが、所属員はさほど規則正しい生活をしたがらない。
ナレッジメカニクスでよく目にするのは実用性の高い通常の掛け時計。
腕時計のように小型のものもあるにはあるがニルヴァーレは目にしたことがなかった。
現在伊織、ヨルシャミ、ニルヴァーレが持っている懐中時計は契約の証としてのものであり、時計としての機能は有していない。
ただし夢路魔法の世界の中にいるニルヴァーレが所有しているものは外の世界の時間さえ正確に覚えさせればあとはきちんと時を刻むと思われる。
なおヨルシャミにより体感時間を操作されてもニルヴァーレが調整すれば時計だけは外の時間を刻む、ということも可能。
しかし今は特に必要はないのでやらない。
(※なお現在は入手時の「再現した日本のその時の時間」からカウントされているためアテにならない様子)