バルド

 

「俺は過去より今が大切な男なんだ!」

 

年齢:外見年齢30代

性別:

血液型:

誕生日:不明

身長:186cm

出身地:不明

 

一人称:

二人称:呼び捨て、お嬢さん等


ピックアップイラスト


 「マッシヴ様のいうとおり」のキャラ。

 

ニルヴァーレの部下として魔石集めをしていた男性。

サルサムとはバディとして組んでおり、大抵世話を焼かれる側だったが場合によりツッコミ側や世話役に回ることもある。

女好きでナンパ師でお調子者で子供っぽいおじさん。根っ子の部分は面倒見がいい。

空気を読まずに発言することがあるが、ある程度の常識や良心はある模様。

 

ニルヴァーレが聖女一行と戦闘になった際、静夏の戦いっぷりと姿に一目惚れしてしまい、サルサムを巻き込んで勝手についていくことにした。

その後伊織と共にウサウミウシを探したことをきっかけに距離が縮まりパーティー入りする。

  

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■口調など

「~だろ、だぜ、だよな、なのか?、~か?」

最初の出会い方や性格もあり、伊織にはタメ口を使われているが本人的には全然OKらしい。

 

■外見など

銀髪に焦げ茶の瞳。無精ひげ。

人懐っこい大型犬タイプ。顔立ちは整っている。

 

五章以降は徐々にイメージが変わる(後述)

 

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■能力・特技

主にナイフを使用した戦闘が得意。投擲も可能。

ナレッジメカニクスにはニルヴァーレに拾われて入り、延命装置いいなーまあ他にやることもないしなー的な軽いノリで手伝っていた。

出世欲が高く見えるが実際のところそうでもなく軽口の一種として口に出している。

 

計算能力は高く暗算が得意だが本人はそうでもないと思っており、暗算より筆算の方がやりやすいと言っている。

なお筆算の際は手元を見ずに書きつけるためほぼ暗算に近い。

 

■記憶喪失について

サルサムと組む前の数年間以外の記憶がなく、自分がどこの誰かもわかっていなかった。

名前だけはわかっていたが本名かどうかは不明。

故に正確な年齢もわからず、見た目から三十代だろうと判断されているが性格のせいか更に若く見えることがある。特に笑うと顕著。

 

過去より今の方が大切だと豪語し能天気なほどポジティブな面が目立つが、ニルヴァーレにはそんなバルドが自由には見えなかったようだ。

 

■ちょい足し情報

・夢を見る頻度は少なめ

ぐっすり寝てスッキリ起きるタイプ。

ただし八章で白昼夢を見るようになった辺りから普段の夢見も悪くなった。

 

・癖字だが読もうと思えば読める

スピード重視の走り書きのような字。

あまり字にこだわっていない様子が見られる。

 

 

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※ここよりネタバレ含む

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■境遇

じつは伊織たちと同じ転生者の一人で能力は不老不死。

ただし昔頭部を損傷した際に、傷は治ったが記憶は再生されず、そのまま記憶喪失になっていた。

 

■前世について

・日本人である

・旅行、もしくは仕事で各地を飛び回っていたと思われる

・温泉にも入った

・少なくともカメラのある時代

 

前世の名前はわからず、新規に思い出す記憶は転生後より前世のものの方が多い傾向にある。

 

■四章終盤以降の記憶喪失について

四章終盤で再び頭部を損傷したこと、それまでの間に能力が成長していたことが重なり記憶の一部が蘇る。

 

それに伴い口調が少し大人しくなっているが、基本はバルドであり今までの記憶が消えたわけではない。

記憶の一部の復帰後は髪を解いて無精ひげも剃っている。

 

自分の記憶が一部戻った理由を能力の成長と仮定し、実証のためにもう一度頭を負傷しようとするが静夏に止められる。

それもあり、伊織と静夏の力が今後成長するのかどうか確認する方へシフトした。

記憶が戻ってからも静夏が好き。

 

『かつて子供がいたのではないか』という疑惑がある。

  

■九章終盤以降の記憶喪失について

第九章ラストで自分が何者か思い出したが記憶の一部は虫食い状態のままだった。

口調は落ち着いて分析多めの「~だ、だね、かい?」と今まで通りの口調が入り混じっている。

バルドであり前世の彼であることを両立している状態。

髪はとある事情で短く切り、柔らかい表情も増えた。

 

今世での出身地はローレライオ。

 

記憶を失う前は交友関係が広く、ベンジャミルタシャリエトメルカッツェ、アイマンもその頃の知人。

当時の人間の知人友人はほぼ死んでいる。

 

『オルバート』は今世の養父の名前のはずが自分と瓜二つの少年がそれを名乗っていることに違和感を抱いていた。

なお記憶喪失中のバルドの性格や趣向は養父の模倣である。

己のアイデンティティが揺らぐことで長らく悩んでいたが、十章終盤で着地点を見つけた。

 

■前世について 2

(※818話以降の重大なネタバレのため反転。スマホ等で反転できない場合はコピペしてください)

前世は藤石織人。静夏の夫で伊織の父。

ただしバルドはオルバートの記憶の一部を封じた左目から奇跡的に再生されたもののため、完全なオリジナルの織人はオルバートということになる。

プロジェクションマッピングを知っていたりと織人の死んだ時期と知識に齟齬があるのは、左目を破棄する前の織人がナレッジメカニクスで得た情報の名残り。

 

前世が何者だったか自覚しても記憶そのものが不完全なため、バルドは織人だった頃の趣味趣向を受け継いでいない部分がある。

代表的なものがコーヒー好き。

逆にオルバート共々受け継いでいるのは寝相、癖字、計算能力や雑学。

ただし計算能力に関してはオルバートの方が優れる。

織人の頃は暗算が得意だったため、筆算を必要とするバルドと長い計算式でも暗算できるオルバートに差ができている。

損得勘定をする性格に関してはオルバート側が以前より極端になっており、バルド側は仲間に恵まれたこともあり緩和されていた。

 

 

▼時系列

伊織たちとは時差が大きく、数千年前にバルドという名で転生

両親を失う。商人の義父『オルバート』と過ごす

こちらの世界での家族を全員失い、前世の故郷に帰りたい、静夏たちに会いたいと思い始める。シェミリザと共にナレッジメカニクスを設立。

シェミリザに左目に記憶を封じられ破棄されるが、長い時をかけて再生。ただしバグで成長してしまう。

裏切りに傷つきながら死に方を求めて彷徨う。この道中でベンジャミルタやシャリエトたちと知り合う。

事故で頭部損傷。脳は再生したが記憶は消えてしまった。バルドとして義父を模倣し生きる。

四章終盤に再び頭部損傷。この際能力が強まっており、今度は過去の記憶ごと再生される。

 

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■人間関係

 

静夏

一目惚れした相手。

ニルヴァーレと戦う静夏を目にして惚れるという不思議な馴れ初めを持つことになる。

(↓ネタバレ反転)

前世の妻。

記憶が戻った際にその事実も把握したが、バルドは徹底的に伏せようとした。

 

伊織

惚れた相手の息子。

友達や息子のように接する。バルドの面倒見の良い面が出がち。

(↓ネタバレ反転)

前世の息子。

伊織が小学生になる前に死んだため、その後のことは間接的にしか知らない。

 

ミュゲイラ

同じ相手に惚れた女。

初めはミュゲイラから一方通行な犬猿の仲だったが、現在はお互いを支え合う戦友のようになっている。

 

サルサム

バディ。相棒、相方。

振り回すことも多いがサルサムが酒を飲んだ際は立場が逆転する。

なんだかんだ言いつつ何かあってもお互いに「仕方ないな」で済ませられる関係。

 

オルバート

敵の首魁。

自分と似た部分があることに違和感を覚えつつも厄介な敵として認識している。

(↓ネタバレ反転)

元は同一人物。

織人だった頃から持っていた「自分が大嫌い」という気持ちも相俟って、その部分を煮詰めたようなオルバートに自己嫌悪や同族嫌悪のような感情を互いに向けている。

一番の理解者で一番憎い相手。

 

桃色髪のおじさん

バルドの夢の中や白昼夢に現れる男性。

(↓ネタバレ反転)

こちらの世界での養父『オルバート』

バルドの記憶喪失後の性格は彼の模倣。

 

ベンジャミルタ

古い知人。

記憶喪失前に知り合ったエルフノワールの魔導師。今も昔もウマが合う。

 

シャリエト

古い知人。

記憶喪失前に知り合ったエルフノワールの魔導師。昔から危なっかしかったが今は別角度から危なっかしいとバルドは思っている。

 

メルカッツェ

古い知人。知人の弟子。

再会後は気の置けない友人のような関係に収まっている。