ネロ

 

「俺は聖女マッシヴ様を探してるんだ。何か噂を聞いたことはないか?」

 

年齢:16才

性別:

血液型:О

誕生日:7006年14月01日(日本歴換算で2月1日)

身長:157cm

出身地:ベレリヤ

 

一人称:

二人称:~さん、呼び捨て


ピックアップイラスト


マッシヴ様のいうとおり」のキャラ。

 

ベレリヤでとある目的のために聖女マッシヴ様を探す旅をしていた少年。 

しっかり者で生活能力も高く、基礎運動能力や刃物の使い方も上手く仕事も器用にこなす。

だが超ド級のドジッ子のため「なんでそうなる!?」という類の失敗を日常的に起こしていた。

 

ロストーネッドで伊織が聖女の息子と知らないまま同じバルで働くこととなり、別れ際にようやく正体を知る。

 

先祖の形見のひとつであるダガーを武器として愛用している。

売り捌かれ各地に散らばった先祖の形見を集めることがネロの目標の一つだが、登場時はまだこのダガーしか取り戻せていない。

 

性格は基本的に善良だが、余裕を無くすとネロ自身も驚くような強硬手段に出てしまうことがある。

 

年相応の少年らしい面もあり、特に色恋には思春期のような反応を示す。

だが本人にそういった縁はなく「俺も可愛い彼女がほしい!」と苦しむことも多かった。

 

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■口調など

「~だな、だろ、か?」

相手によっては敬語も使う。

 

■外見など

赤い髪に銀色の目。

 

左側のサイドヘアーのみ三つ編みにしている(解くとここだけ長い)

八重歯。

 

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特技・短所

前述の通り基礎運動能力が高く、持久力もある。手先も器用で武器の使い方もすぐに覚えた。

一通りの家事もこなし、記憶力も高く、そのおかげで子供の一人旅でも比較的順調だった。

また、夜目が効き暗い場所でもイニチシアチブを取れる。

 

短所は『うっかり』の範疇を越えるレベルのドジを踏むこと。

芸術点の高い転び方をしたり全財産を落としたり真逆の方向へ向かうレベルの方向音痴だったりとバリエーションに富む。

ネコウモリが相棒になってからは方向音痴は改善し、成長するにつれドジを踏む回数も減ったが、時折やらかすようである。

 

■旅の目的

ネロの旅の目的は聖女マッシヴ様探しと先祖の形見探しの二つ。

聖女を探していたのは自分の尊敬する先祖を蔑ろにした両親に『先祖の凄さ』『その形見を大切に受け継いできたのに売り払ったという過ち』を認めてもらうため。

 

父親が提示した『救世主(静夏=聖女)に勝てたらお前の言い分を受け入れてもいい』という言葉を実現しようとしていた。 

もちろん父親は酔った勢いで口にしたことである。

加えてネロにできるとは思っていなかったが、行動力とそれなりの実力があったがためにネロは本当に聖女探しに出て行ってしまった。

捜索はされているが旅人が多い世界のため、故郷の街を離れた時点で捕まる確率は一気に下がり、今現在もネロの居所はバレていない。

 

第五章以降は伊織と約束した『共に救世主を目指す』という約束を果たすべく、聖女パーティーから離れてネコウモリと共に旅を続け形見を探しながら人助けをしている。

 

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■先祖について

先祖は過去の救世主のひとりであるネランゼリ。

ネランゼリは本名ではなく本来の名前は別にある、と子孫たちは口伝しており本名は日本名。

また、転生者ではなくその前段階の転移者の救世主のため、つまりネロは日本人の末裔ということになる。

赤髪はネランゼリの妻であるセロアからの遺伝。

 

ネロ本人はネランゼリと同じ黒髪に憧れていたが、自分ではなく先祖を軽く扱う父親の方が黒髪であった。

その憧れも含めて同じく黒髪を持つ伊織を妬んだこともあるが、紆余曲折あり今では良き理解者になっている。

 

■相棒について

ニルヴァーレに与えられたネコウモリとは初めはただの道案内や同行者といった間柄だったが、伊織たちと別れて旅をする間も共にいたことにより相棒としての絆が芽生えた。

なお会話が可能なわけではないが、ある程度の意思疎通はできている。

 

 

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※ここよりネタバレ含む

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■人間関係

 

伊織

ライバル、友人。

嫉妬の対象にしてしまったこともあるが、お互いに腹を割って話し合ったことで和解した。

数少ない年の近いの友人でもある。

 

静夏

勝負を挑むために追っていた人物だが、ネロが得ることのできなかった『理解のある親』であり、羨望と憧れの対象だった。

これが伊織に嫉妬する一因となる。

今では憧れであり目標。

 

ナスカテスラ

ネランゼリを知っている貴重な人物。

親身になって様々な逸話を教えてくれたこともありネロはナスカテスラに懐いている。

 

ネコウモリ

相棒。

高熱を出した伊織を街まで運ぶための道案内としてニルヴァーレがネロに与えた召喚獣。

永続召喚ではないがニルヴァーレとの契約が続いているため何年もネロと同行している。

 

ニルヴァーレ

仲間。ネコウモリを与えてくれた。

ネロにとっても洞窟からの脱出の際に命を救ってくれた恩人でもあるが「石の人!」という印象の方が強い。

 

 

■魔法少年について

第十一章から魔法少年と女装要素を引っ提げて再登場。

この頃には成長し19~20才になっているが、ネコウモリが記憶しているのが少年の姿のため、変身するとその頃の姿(16才)になる。

 

本人はとてつもなく不服だが戦闘能力は格段に上がり、リボンを変化させたメガホンによる音の反射を使った索敵能力も使用可能。

ただし一度変身すると最低でも半日は解除できない。

なお魔法少年だが殴る蹴るの近接戦闘が主体であり、特に足技を得意とする。

衣装に変身しているネコウモリにも意識があるため、機転を利かせて自動防御や敵の行動の妨害をすることもある。

 

ネコウモリとの絆が深まったことによりフォームチェンジも可能になり、可愛さもアップした。

 

【メガホン】

音による広範囲の索敵の他、指向性のある衝撃波を起して攻撃も可能。

 

【身体強化】

運動能力を何倍にも跳ね上げることができる。

強化魔法のようなデメリットは無く、使用したからといって酷い筋肉痛に悩まされることもない。

 

【飛行能力】

ネコウモリのコウモリ羽がそのまま受け継がれているため、羽を使った飛行が可能。

これにより機動力も格段に高くなった。

 

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■成長後

本編中で16歳から18~19歳まで成長し、身長も伸びた。

だが何歳になっても魔法少年に変身すると16歳の頃の姿でフリフリスカートである。

 

次世代編の「聖女君はうろたえない」では30代後半だが、老けてはいるもののベースはあまり変わらない。

ネコウモリとはずっと一緒に行動している。