「私は、この世界に戻って来れて幸せでした」
年齢:外見年齢10代
性別:女
血液型:O
誕生日:8月29日(日本の暦換算)
身長:148cm
出身地:ベレリヤ ベルクエルフの里「リラアミラード」
一人称:私
二人称:~さん
ピックアップイラスト
「マッシヴ様のいうとおり」のキャラ。
ベルクエルフの里の一つ、リラアミラードの族長の娘。
ヨルシャミの脳の入れ物、もとい弱体化用の檻として使用された肉体の持ち主。
千年以上前の人物のため世間知らずに見えるが、元から里の中しか知らなかったため当時でも外の世界は未知ばかりだったと思われる。
本人の脳はすでに無いが、とある理由からヨルシャミの脳の一部がセラアニスのものに再編されたことで人格を再構築した。
しかし長く留まれるものではなく、その後ヨルシャミの夢路魔法の世界で眠り続けることになる。
なお、現在の夢路魔法の世界は魔法不使用時もニルヴァーレにより保持されているので弾き出される心配はない。
家族は父と母(故人)と兄。
死因には里の者が関わっているらしいが細かな記憶は欠落している。
お淑やかだが腹の音だけは獣のよう。
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■口調など
「~です、ですよね、ですか」
常に丁寧口調で、どうやら身内にも敬語だったようだ。
■外見など
黄緑色のウェーブした長髪に薄緑の綺麗な瞳。
華奢な体躯だが丸いフォルム。
ベルクエルフの特徴として他のエルフ種よりやや短い尖った耳。
基本的にヨルシャミと同じパーツだが表情作りが異なる。
セラアニスは大分柔らかい表情がメイン。
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■能力・特技
他の魔法はからっきしだが、回復魔法には優れている。
ただし現在入っている脳の大部分はヨルシャミのものであるため、回復魔法との相性は至極悪い。
夢路魔法の世界で興じていたレースゲーム(テレビゲーム)が上手いという意外な才能があった。
■好きなもの
・仲間(特に伊織、リータ、ヨルシャミ)
・家族
・外の世界に触れること
■苦手なもの
・争いごと
・生前最後に見た光景
運動音痴で裁縫音痴。
故郷では弓矢の才能の無さも発覚している。ベルクエルフにとってはポピュラーな家屋であるツリーハウスから落ちかけたこともある。
馬にも乗れない。
■家族構成
父:エルセオーゼ
母:ミラアニラ(故人)
兄:セルジェス
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※ここよりネタバレ含む
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■復活した経緯
落盤で頭部を負傷したヨルシャミを治療師のヒルェンナが癒した際、彼女の回復魔法が『肉体とそこに住む魔力の記憶を元に再生する』という特殊な形式だったため、魔力が覚えていたセラアニスの記憶を元に脳の一部が再生された。
それに伴いセラアニスとしての記憶と人格が蘇る。
本来なら脳の一部が他人のものでも人格がきれいに分かれることはないが、当時ヨルシャミの人格が怪我の衝撃で眠っていたことや魔法による辻褄合わせが大きく影響したらしい。拒絶反応も同じくである。
■第五章以降のセラアニス
状況を把握したセラアニスは自分を紛い物だと感じ、肉体を今の持ち主であるヨルシャミに返そうと考えた。
しかし人格の再生に伴いセラアニスの魂も再生されており、紆余曲折ありヨルシャミはセラアニスの魂を夢路魔法の世界に住まわせることにする。
ただししばらくの間、セラアニスは魂を安定させるため夢路魔法の世界で眠り続けることになる。
■死因
(※403話以降の重大なネタバレのため反転。スマホ等で反転できない場合はコピペしてください)
千年と少し前にナレッジメカニクスと契約を交わしたエルセオーゼに毒薬を注射され、仮死状態になった後に脳を摘出された。
その後はヨルシャミの入れ物になったため、セラアニスとしての人生はここで一旦幕を閉じている。
元の脳は破棄されたと思われる。
■性格
優しく活発で好奇心旺盛な箱入り娘。
だが肝が据わっており、普通の少女らしく怯えながらも前へ進む力がある。失敗しても折れない芯の強い性格。
第九章の後半で父親への感情が存外クソデカだったことが判明する。
兄との仲は良く、ラタナアラートでの再会後はセルジェスが前を向く一助になった。
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■人間関係
・伊織
初恋相手。
ヨルシャミの感情に引っ張られたのが原因と思われたが、交流を重ねたことでセラアニス個人としても惹かれることになった。
紛れもない『セラアニスの初恋の相手』である。
五章で伊織に本心を打ち明けている。
恩人。
もう退場するだけだった自分に居場所を与え、肉体を取り戻す方法を模索してくれているヨルシャミにセラアニスも心を開いている。
・リータ
友人。
記憶を取り戻す前から良くしてくれたことから仲良くなり、再会後は約束を守り美味しいものと共に色々とお喋りした。
兄。
幼い頃からよくドジを踏むセラアニスを支えてくれた優しい兄で、再会後もその関係は変わっていない。
・エルセオーゼ
父。
エルセオーゼ本人は悩みながらだったにせよ、父に物のように扱われたことに関してセラアニスは怒っているかと思いきや少し嬉しく感じていた。
父は里のために何かを犠牲にする際の基準が『自分のもの>自分の家族>その他』のため、紛れもなく家族だったという証明になっているのが理由だがセラアニスの家族観が世間と少しズレているのがわかる。
友人。
夢路魔法の世界での友人。魂の治癒のための眠りから目覚めてからは伊織の記憶から再生した現代日本のポップカルチャーで一緒に遊んでいた。