「あら、わたしにだって夢くらいあるのよ」
年齢:外見年齢10代
性別:女
血液型:B
誕生日:1月11日(日本の暦換算)
身長:150cm
出身地:ベレリヤ エルフノワールの里「ラダラグロック」
一人称:わたし
二人称:あなた、呼び捨て、許可された愛称
ピックアップイラスト
「マッシヴ様のいうとおり」のキャラ。
ナレッジメカニクスの幹部の一人ではあるものの、オルバートの側近という面が強い。
他のメンバーほど研究や知識の収集に熱心なわけではないが、魔法に関しての実験は時折行なっている。
ヨルシャミの元の姿やベンジャミルタ、シャリエトと同じエルフノワール。長命種の例に漏れず実年齢は外見に見合わないもの。
オルバート、シァシァとの付き合いは長いが腹の内は未だに見せていない。
『ナレッジメカニクス』の名付け親。
古参中の古参でありオルバートに組織を作るよう勧めたのもシェミリザである。
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■口調など
「~ね、だわ、なのね」
どこかうっとりとしたような声の出し方をする。
話し方はゆっくりめ。
■外見など
黒髪の縦ロールツインテールと緑色の目(ハイライト無し)
褐色の肌。
エルフ耳の上から触角のような毛が2本。
髪と目と肌の色と耳は種族の特徴が強く出ている。
ギザ歯で貧乳。やや露出高めなことが多い。
見た目は10代中頃の少女だが、少なくとも数千年前から生きている。
長命種族のため延命処置はしておらず手術跡もない。
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■性格
優しいお姉さんのように見えて達観しているようなことを言ったり、目的のためなら犠牲はどれだけ出てもいいと臆面なく口にできる性格。
人を食ったような物言いをすることも。
仲間への気遣いはできるが腹に一物があるように見える。褒めていても本心からかは不明。
ナレッジメカニクスのメンバーも不信感は持っているが、他人への興味が薄い者が多いので言及に至ることは少ない。
性格の根っこの部分は負けず嫌い。
「わたしもそれくらい出来るわよ」や「もっといいものを見せてあげましょうか」など無意識に張り合うことがある。
相手を侮っているわけではないが、わざと学習・成長を促す場合があり、強くした上で叩き潰そうという意図が見え隠れする。
伊織に異性として見られていないと察した際も恋愛感情ではなく負けず嫌いな性格から疑問を抱いていた。
■目的
譲れない目的が一つある。
本人曰く「愛する世界のため」
■好きなもの
・とある人物
・バナナ
■苦手なもの
・悪夢、もしくはそれに準じるもの
・邪魔をする者
・自分より優れた者
■ちょい足し情報
・ネーミングセンスが微妙
若干ムズムズする名前を付けがち。
本人もその自覚があるため率先して名付けはしないが、珍しく褒められた際は少し驚いていた。
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■能力・特技
闇属性の魔法を得意とする。
魔力の質や流れを視る目はヨルシャミより高位。ただし才能次第な夢路魔法は使うことができない。
全属性をまんべんなく使えるが、相性の悪い水属性は消耗が激しいため基本的に使わない。
オルバートの仮面はシェミリザが用意したもの。
【洗脳魔法】
難度が高いが条件が揃えば伊織にすら通用するほど強いもの。
魔力消費がエグいので普段は使わない。
【黒い炎の球】
赤い炎より更に上位の魔法であり、黒い炎を圧縮して作り出されたもの。
【闇のローブ】
闇をそのまま纏ったようなローブ。防御力向上。影の腕を何本も生やし攻撃や移動補助に使える。
ヨルシャミやシャリエトも同じものを使えるが、シェミリザは生やした腕を刃物に変化させたりと殺傷能力を高めることが可能。
【影の大鎌】
影を固めて作った死神のような大鎌。
刃だけでなく柄の部分も攻撃に使用し、闇のローブと合わせると大分トリッキーな攻撃手段になる。
【影の針】
自分の影を針状にして放つ闇属性魔法。有限。影は時間経過で元に戻る。
【転移魔法】
使い手の少ない転移魔法を使用でき、人工転移魔石のように副作用もない。
ただし一度使用した後はクールタイムが必要。
【圧縮魔法】
闇属性魔法。黒い空間に閉じ込めた対象を圧縮する。
ヨルシャミより更に一段階上の質のいいものを使えるが、消費が激しいため普段は使わない。
とある目的のため、不安要素を排除する際に用いた。
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※ここよりネタバレ含む
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■ペルシュシュカとの関係
深い関係はなく、随分前にペルシュシュカが血筋由来ではない予言と予知魔法を使えると知りシェミリザの方から訪れた際に少し会っただけ。
この時のシェミリザが気落ちして見えたのは勝手に見る予知夢に苦しみ、それを回避する作戦もなかなか上手くいっていなかったからである。
ただし諦めてはいなかった。
ペルシュシュカからは満足な情報を得られず、以来一度も再訪問していない。
■ヨルシャミとの関係
(↓398話からのネタバレのため反転。スマホ等で反転できない場合はコピペしてください)
ヨルシャミの曾祖叔母(そうそしゅくぼ)
つまりヨルシャミの曾祖母の妹。
負けず嫌いな性格と周りの誰より優れた才能を持っていたことから、里から離れた際も「自分が家族を捨てた」という認識だった。
家族も似たような性格であり、稀代の天才が自分たちを捨てていったという事実を嫌い、その後のエリート思想に繋がる。
ヨルシャミの兄弟の年齢が近く、長命種にしては子沢山だったのも優良な子孫を残すため。
なお、シェミリザ本人に子孫はいない。
シェミリザはヨルシャミと同じく血筋由来の予知魔法を持つが、世代が上のため自動ではなくほぼ任意。
ただし時折勝手に夢として見せることもあり、よくシェミリザを苦しめた。
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■人間関係
敵、研究対象。
約千年前にヨルシャミがナレッジメカニクスに捕まった頃から一方的に知っているが、ヨルシャミはシェミリザの顔すら知らなかった。
(↓398話からのネタバレのため反転。スマホ等で反転できない場合はコピペしてください)
前述の通りヨルシャミの曾祖叔母(そうそしゅくぼ)
ヨルシャミの亡き姉とよく似ているらしい。
関係については398話にて間柄をバラすまでシェミリザは言及していなかったが、以前から把握していたようだ。
褐色肌、黒髪、ハイライトのない目、瞳の色は種族特徴だが、触角のような毛は二人とも遺伝によるもの。
予知も血筋に由来した魔法である。かつてヨルシャミが言及していた「昔居たもっと上位の圧縮魔法を使う者」はシェミリザやその同世代の親類のこと。
ネーミングセンスの悪さも共通点。
・伊織
敵、研究対象、利用対象。
意図せず見つけた興味深い人間という印象。
その後伊織を洗脳してからは彼から「姉さん」と慕われ、それなりに可愛がっていたが最後まで絆されることはなかった。
仲間、利用対象、協力者。
ナレッジメカニクス設立前からの縁。組織を作るよう勧めたのもシェミリザである。
お互い最も長く一緒にいた人物だが、ふたりの間に情のようなものはない。
・セトラス
仲間、利用対象、協力者。
何かとシェミリザが無茶振りしがち。セトラスは嫌がりながらも願いを叶えてくれるのでそれなりに気に入っていた。
それを仲間意識と呼ぶべきかは微妙なところ。強いて言うならしぶしぶお手伝いをする小さな子供を見る大人の心境。
・バルド
敵、邪魔者。
とある理由からシェミリザが邪険にしている人物。
バルドはニルヴァーレに雇われていたためナレッジメカニクスの下っ端という立場だったが、シェミリザは物語途中までバルドの存在を認識していなかった。
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■目的2
(※912話以降の重大なネタバレのため反転。スマホ等で反転できない場合はコピペしてください)
腐りゆく世界の最低最悪な未来を予知夢で垣間見たシェミリザ。
それは世界の穴で滅ぶより酷いもので、この先確実に待ち構えている不可避の未来だった。
何度も見るその光景の中、予知夢でのみ知覚できたのが世界そのものの神。彼もしくは彼女の世界に生きる生き物への深い愛情を知り、初めて自分にそんな愛情を向けられていたと知ったシェミリザは世界の神に愛情を抱くようになる。
しかし世界に待ち受ける悍ましい死に方を回避できず苦しみ、オルバートという死なない転生者を利用して回避計画を進めることにした。
転生者や転移者は唯一予知の結果を変えることが可能な存在だが、対象が世界であるため気の長くなるような時間が必要であり、不老不死のオルバートは最適な協力者だった。
しかしそれでも最終的に回避は無理だと悟り、加えて世界を活かそうと足掻くことに疲れ切ったシェミリザは第二の計画に切り替える。
それが回避計画ではなく世界の安楽死計画。
世界の穴を利用し、世界全てが腐り果てる前に殺してあげよう。そして自分も一緒に死にたい、という心中じみたものだった。
苦しみを最小限に抑えるのが目的であり、待ち構えている未来と比べれば世界の穴に侵略されて死ぬことはとても幸福に見えるらしい。
■十三章後半からの姿
(※909話話以降の重大なネタバレのため反転。スマホ等で反転できない場合はコピペしてください)
この時のためにとってあったオリジナルの同化魔法を用いて天の眼球(一個目)と同化した後、意識のないまま卵から単眼の蛇として生まれ出る。
単眼の蛇は単眼の蛇で固有の意識があったが、それを途中から覚醒したシェミリザの意識が飲み込んだ。
致命傷を受けるもそれをきっかけに半人半蛇の巨人となり、上半身はシェミリザを元にしているが下半身は蛇になっている。
背中には影で出来た翼が備わっており巨体ながら飛行が可能。
同化魔法の影響により他の魔獣を取り込んでパワーアップが可能となっており、対となっている二個目の天の眼球にもその能力が引き継がれていた。
有限ながら取り込んだ魔獣の力で肉体の治癒が自動で行なわれる。
また、シェミリザの支配下にあるためか普通の魔獣は使わない魔法を使用可能な上、魔獣語のように言語は壊れていない。