「――決めたわ。今からこの書庫の本を纏め直して管理する」
「学びたいことも頭に入ってくるし一石二鳥でしょう? 私……記録官を目指すわ!」
年齢:18才
性別:女
血液型:A
誕生日:1月15日(日本の暦換算)
身長:161cm
出身地:ファルマ
一人称:私
二人称:呼び捨て、~さん
「攫われ姫ゼシカの実記」の主人公。
とあるゲームで魔王に攫われる姫、ゼシカ・アンバーロートに転生したが母国ファルマがあまりにも腐りきっていたため、18歳の誕生日に攫いにくる魔王アズラニカにそのまま嫁入りするという選択肢を取った女性。
初めはアズラニカの恋心を自分の生存のために利用する腹積もりだったが、アズラニカが存外『可愛い人』だと気づいてからはその限りではない。
知識欲と集めた情報をひとつに纏めることが好きなようだ。
魔族の国ナクロヴィアに来てからは城の書庫を中心に本の修繕、管理、情報を纏める記録官という役職を目指し始めた。
アズラニカはファルマの行ないを理解しているため、ゼシカには自由に過ごしてほしいと考えていた。
そのため記録官になりたいという夢も全力で後押ししている。
ファルマの実の家族、つまり国王、王妃、兄にはそれぞれ異なる碌でもない扱われ方をしており、ゼシカからの心証も宜しくない。
ただし精神が成熟した状態で育ったためかトラウマになるほどではなく、現実の性格も大分ポジティブである。
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■口調など
「~だわ、ね、なの?」「~です、ですね、ですよ、ですか?」
基本的には前者。
アズラニカや初対面の目上の者に対しては敬語を使うことも多い。
なお、アズラニカに対しては敬語だが本人から呼び捨ての許可を貰っているため、そこまで堅苦しい喋り方ではない。
■外見など
水の流れを思わせるウェーブした水色の髪と金色の目。
ひと目で美人とわかるタイプ。
ゼシカの母曰く「わたくしそっくりね!」とのこと。
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■能力・特技
情報を集めて咀嚼し整理してノートに纏め直すことが得意。
学生時代は書き取りしたノートが友人から心底ありがたがられていたタイプ。
『本』という存在そのものを大切にしたい気質でもあり、それが書庫に関わる動機に繋がる。
身体能力は普通の人間とほとんど変わらない。
戦闘能力も皆無だが、夫となるアズラニカが最強格のため彼に守られている時は国のどこよりも安全になる。
料理の腕は並みだが、物覚えが良いため教えてくれる人がいればメキメキ成長するようだ。
■好きなもの
・本や情報を纏めたもの
・ノートに情報を纏めること
■苦手なもの
・ファルマの家族
・本を粗末にすること
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■人間関係
夫(婚約者)
ゲーム中の魔王アズラニカしか知らなかったが、実際に交流を重ねていくことで様々な面を見て惹かれていく。
軽いすれ違いはあるが関係は良好。
・サヤツミ
人間を寵愛する魔神。
ある出来事がきっかけで魔族の国にいる稀少な人間としてゼシカを愛でる。
・メルーテア
専属の侍女。
同性で年も近いためゼシカが心を開くのも早かった。
侍女としての腕も良く、熱中しがちなゼシカのマネージャーのような面もある。ある人物の子孫。
・リツェ
図書室の管理人。
書庫は管轄外だが、同じ本を扱う役職ということでゼシカに頼られることも多い。
・ベレク
城のコック長。
とある国から亡命してきた人間であり、料理の腕の良さを買われてここまで上り詰めたところをゼシカも尊敬している。
ゼシカにカレーの作り方を教えた。