▼魔導師について
魔法使いと同義。
広く言うとサモンテイマーやテイマー、魔法弓術士などを含む大きなカテゴリー。
人間の場合は魔導師の才能がある者が少なく、加えて力が強大な者ともなると更に希少。
一時期(ヨルシャミが生まれた時期)は力の強い魔導師が数多く輩出されたが、それは世界の自己防衛のためであり、最近それが減っているのは転生者への助力依頼に方向転換した+すでに1000年前ほど世界に防衛の力がないため。
なお才能は遺伝することがある(質の良い魂が入りやすい肉体を作る遺伝情報があるらしい)
上級(高位)、中級、下級と分けられているが、この基準はベレリヤ国によって作られたものであるため、宮廷魔導師として所属していない者に上級だの下級だの言う場合は公式ではない(※現在は人間の魔導師の数が少ないので昔よりは所属していることが多い)
ただ傾向として強さの説明に使われることが多く、無所属でも強い魔導師には上級魔導師と言うこともある。
作中の公式な上級魔導師はベル、ナスカテスラ(期間限定)など。
非公式ならニルヴァーレもぎりぎりで上級(ぎりぎりで届くのではなくぎりぎりで上級に留まっている準規格外)。ヨルシャミや伊織は規格外。
ヒルェンナは力だけなら中級だが能力を回復魔法に限定しているため、使える回復魔法だけは上級クラス。
上級~規格外の者は時折自分で新しい魔法を生み出すが、少なくない時間を要するため生み出すのは人間以外の長命種に偏っている。
回復に特化した者は治療師と呼ばれる。
不可逆の条件を課すことで魔法の強化を行なうことがあるが、メジャーな方法ではない。
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人間以外の種族では素質を持つ者が多く、魔法が日常生活にも溶け込んでいることが多い。
傾向としては下記。
ベルクエルフ→水、風属性寄り。回復魔法が得意な者が多く、里の大半の者が使えることもある。
フォレストエルフ→土、火属性寄り。魔法弓術が得意な者が多い。ただしそれ以外の魔力操作技術は低め。
エルフノワール→闇属性に特化。ここに個人個人の属性が絡むが、大体全属性のうち水と相性があまりよくないことが多い。魔導師の才能が強く出やすい。