▼種族について

 

多数の種族が存在。

それぞれ混血が可能な種族も多い。

 

国により存在する種族に偏りがあり、ベレリヤ国には人間、三種のエルフ種が多め。

エルフ種をはじめ異種族は各地に多数の『里』を作り暮らしている(異種族のみの『国』は珍しい)

エルフ種は三種とも長命であり、正確な寿命のデータが少ない(寿命を全うする前に事故死したり観測者が死んでいるため)

 

獣人と呼ばれる種族や単眼種もいるがベレリヤ国では見かけない。

人間も含め言葉の通じる種族をひっくるめて『ヒト』と呼んでいる(人表記であることもある)

 

なお「異種族」という呼び名が世界に浸透しているが、これは人間目線の差別用語として認識される。

ただし当の異種族本人にも浸透しているため失礼には当たらないことが多い。本編小説では地の文にも採用。

もちろんセットで種族を貶める発言をすれば反感を買う。

 


 

■人間

世界でもっとも人口の多い種族。

髪色や目の色も様々であり、「この色なら人間!」というような限定した色はない。

長命種と比べて短命だが繁殖能力に優れる。母数に対して魔導師の才能を持つ者は少ない。

代わりに魔石を日常生活に組み込むことに長けている傾向。

 

平均寿命は80~90(地域による。過酷な地域は60未満も多い)

 

 

↓人間のキャラ

ニルヴァーレカルガッサスセトラスヘルベールサルサムランイヴァルイリアスシエルギータメルキアトラリアーチェアイズザーラミリエルダナルルキウスサリナサリアアクアアズハル、ミロンド、ミカイル、レネーシャ、ミセリ、モスターシェ

 

救世主である転生者は神の遺伝子が混ざっている&転移者でもいわば異世界人のため純粋な人間とはいえない。

これに当てはまるのは伊織静夏バルドネロ(転移者の子孫)など。

 

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■エルフノワール

闇属性に特化したエルフ種。闇の神の加護を受けている。

ここに個人個人の属性が絡むが、全属性のうち水と相性があまりよくないことが多い。

全体的に魔法類の扱いが上手く、相性の良くない属性の魔法も無茶をすれば高度な操り方をできるらしい。

 

拗音を含む名前が多い。

民族衣装では男女問わず長いガウチョのようなものを穿く。

他のエルフ種に比べて肉や魚もよく食べる。

平地に住むことが多いが、それは人間と交流し知識を得るため。黒髪や焦げ茶の髪など色素の濃い者が多い。

 

総じて瞳にハイライトはなく、色は緑をしていることが多い。

純血ではない可能性はあるが、黒髪にハイライトのない緑目、長い耳をしていれば大概エルフノワールである。

 

 

↓エルフノワールのキャラ

ヨルシャミ(元の肉体)、シェミリザシャリエトベンジャミルタ

 

↓エルフノワールの血を引くキャラ

シュリ、タルハ

 

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■ベルクエルフ

山に住むエルフ種で水、風属性を得意としている。水と風の神から加護を受けている。

緑髪や青い髪などが多く、瞳の色にも同じことが言える。

山の奥深くに住み、基本的に人間社会とは交流を行わないが時折例外がある。

その「例外」は若い世代になると更に顕著で、人間の住む場所へ下りたがる者も多い。

 

一言で言うと排他的な老害の集まり。

ただし本編終盤にはその性質に変化がある。

 

族長は血筋により決められ、長い間同じ血脈に連なる者が務めている世襲制。

耳の長さは三種のうちで一番短い。それにより聴力も劣るが、人間と比べればほとんど差はないようだ。

 

 

↓ベルクエルフのキャラ

セラアニスナスカテスラステラリカエトナリカ、エルセオーゼ、セルジェス

 

↓ベルクエルフの血を引くキャラ

シオリオリエ、シエラリカ

 

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■フォレストエルフ

森に住むエルフ種で土、火属性を得意としている。土と火の神から加護を受けている。

ただし大抵火は魔石を媒介にしないと上手く固定できない。

魔石を使用する方法がポピュラーになる前は暴発で火事を起こすことがあったため、今でも火の扱いには敏感。

 

比較的森の浅い所に住み、他二種より人間と交流が多い分トラブル対応や防衛に使用するために『魔法弓術』を覚えている者が増えている。

リータの魔法弓術は緑の炎を纏った火属性のもので、魔石を必要としないのは彼女の魔力操作が上手いため(ただし威力が低い ※初期

 

人間の村や街と盛んに交易も行なっている。

個人の性格にもよるが、三つのエルフ種の中でもっとも社交的。

 

 

↓フォレストエルフのキャラ

リータミュゲイラミカテラミドラ

 

↓フォレストエルフの血を引くキャラ

リーフナズルークサラササルサリアリス

 

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■ハイトホース

馬の両脚と耳、尻尾を持つ種族。

人間よりは長生きするが長くて100~300歳。

ベレリヤ国では珍しい。走ることを尊び、走れないものは蔑ろにしたり恥とする。

狩りは上手いが魔導師の才能を持つ者は少なめ(人間よりはいるが母数が少ないので結果的に珍しい)

里ではなく移動式の群れを作って時折住処を移動する。

高速移動に耐えられるよう肉体が丈夫。

 

生まれつき歩けない忌み子を見せしめとして監禁する風習があり、これは『忌み子が生きている間は次の忌み子は生まれない』という迷信に基づき生かさず殺さず扱っているためである。

 

なお馬の脚は逆関節ではなく踵の位置が高いだけだが、パトレアの脚は『馬の脚を模した義足』のため、作りは逆関節になっている。

本人は自前の馬の脚で走ったことがないので違和感はない模様。

 

 

↓ハイトホースのキャラ

パトレア

 

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■ドライアド

東の地方(主に晋藍国周辺)に住むものを東ドライアド、南の地方(主にレプターラ周辺)に住むものを南ドライアドと呼ぶ。

東ドライアドは緑色の髪と目を持ち、頭(髪)から花や葉などを生やしているのが特徴。

南ドライアドは茶髪や黒髪や赤髪が多く、頭(髪)から枯れ葉やサボテン等を生やしている。

 

生えているものは人によるが遺伝もする。

魔導師の才能が強く出やすく手先も器用。

エルフ種と同じく長命種だが母数がかなり少なく、他の国ではほとんど見かけないということも多々。

 

東ドライアドは中華系の文化を持ち、服飾もそちら寄り。

名前はもっぱら漢字で付けられるが母国以外ではカタカナ表記。

親しんでいる漢字は日本と似通っているため伊織たちの名前も発音が完璧。

なお東ドライアドは頭に生えているものと同じ色のマニキュアを塗る文化を持っている(大体10代中頃~終わり頃に日常生活に組み込む)

 

頭から生えているものは落下することもあり、本人たちはそれを日常的なことと思っているものの、花や葉は大切な風習に用いられる事が多いので毛髪と一緒くたに扱うと怒られる(抜け毛扱い等)

 

エルフ種よりも長生きすると言われ、1万年を越えて生きる者もいるらしいが全ては環境と運次第。樹木に近い。

なおどの年齢でも若い外見を保っているが、その気になれば意識的に老けることも可能らしい。

意識的な場合可逆ではあるが若い状態に戻るには時間を要する。

 

 

↓東ドライアドのキャラ

シァシァ、イーシュエ、ペルシュシュカ(シャンチャ)チュンファレイ

 

↓東ドライアドの血を引くキャラ

マオ

 

↓南ドライアドのキャラ

メルカッツェメリーシャシャウキー、アイマン、スハイル

 

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■ドラゴニュート

生命力に溢れた種族。

ドラゴンに似た角、羽、尾を持つ以外は人間と似た外見をしている。

魔力を溜め込むキャパシティが大きい。

ベレリヤ国では珍しいが、他国にはドラゴニュートの里がある。

 

自己治癒の速度が凄まじいが、この力が暴走すると本人の意図しない過剰回復をもたらすことがあり、それにより最終的に死亡することもある(極端な例だが回復魔法の失敗に近い)

 

 

↓ドラゴニュートのキャラ

ローズライカ

 

↓ドラゴニュートの血を引くキャラ

リオニャ、タルハ

 

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■コーストウルフ

とある異国の島に多く住む種族。

海岸沿いに居住地を作るという。狼の特性を持つが泳ぎが得意で素潜りで十分近く潜水している。

 

容貌はヒトに近い骨格を得た狼。頭部も狼だが声帯や舌の構造はヒトに近しく会話も達者。

 

 

↓コーストウルフのキャラ

リョムリコ

 

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■サイクロピエンス

希少種且つ単眼種。

大きな一つの眼球を持つのが特徴。

 

ある一定の年齢に達すると魔導師としての才能がランクアップする特性を持つ。

ただし全員が魔法を使えるわけではない。

 

 

↓サイクロピエンスのキャラ

フレフェイカ

 

↓サイクロピエンスの血を引くキャラ

 

ナレーフカ