藤石伊織(ふじいし いおり)

 

「――僕も母さんみたいな救世主になりたい。 選ばれた人間って意味じゃなくて、人を救える人間って意味で」

 

年齢:14才(前世は18才)

性別:

血液型:

誕生日:7月13日

身長:154cm

出身地:ベタ村(現世)/日本(前世)

 

一人称:

二人称:~さん、呼び捨て


ピックアップイラスト

 

その他のイラストまとめ(クロスフォリオへのリンクです)

 


マッシヴ様のいうとおり」のキャラ。 

 主人公&読者目線キャラクター。

 

お人好しで優しい性格。

ひとつのことについて長く悩むことが多く、時折ネガティブ。ツッコミ気質。

金銭面に関してはしっかりしているが使う時は惜しげもなく一気に使うタイプ。

(学生の身だったのでバイク購入時は一時的に支援を受けて後から自分で稼いだ金で返済するつもりだった、等)

 

比較的小柄で華奢だが、まだまだ成長期であり物語の進行により少しずつ成長していく。

 

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■口調など

「~だな、だろ、だよな」

「~です、ですよね、ですか」

 

年上や目上には基本的に敬語。

年下・同い年には年相応の口調になりやすい。

バルドのみ出会いが出会いだったので年上だがタメ口で接している。本人たちもあまり違和感を感じていないようだ。

 

■外見など

転生後は黒髪に金色の目。

前世はサイドヘアーのみ長い黒髪に焦げ茶の目。

 

性格の反映された優しい表情が多い。

ただし母方の遺伝により意識していないと凶悪な表情に見えることがある。特に笑顔が顕著。

 

身長は作中の時間経過に伴い伸びている&筋肉もついてきている。

物語開始時の肉体年齢は14歳。

 

左手首にヨルシャミの契約の証であるブレスレット。

左手の薬指にニルヴァーレの契約の証である指輪(ヨルシャミとお揃い)有り。

小さな懐中時計はヨルシャミとニルヴァーレとの二重契約の証。

 

肩に火傷痕が残り、その火傷由来の高熱で一時的に味覚を失ったが本人はあまり気にしていない。

 

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■バイクについて

前世のバイクをバイクキーで召喚可能。

召喚されたバイクは強化されており、普通のバイクには不可能な凄まじい動きや変形ができる。

バイク(通常形態)のモデルはヤ○ハのYZF-R25。あくまでモデル。

 

伊織はバイクが絡むと「僕はコイツと全力で駆け抜ける!」のようなノリになりアツくなりやすい。

 

バイクにも自我があるが声による会話は不可能。

ただし伊織とは繋がりが深く、頭の中で直接意思の疎通ができる。

声は夢の中など特殊な状況でのみ聞くことが出来、その際はバリトンの良い声。

 

■目標

『母親のように人助けをすること』

『人を助けられる人間という意味での救世主になること』

『魔獣を倒しながらナレッジメカニクスを妨害し、世界の穴を塞ぐこと』

 

自分の肉体的弱さ、成長の遅さに思い悩んでいたが、ある程度克服してからは前向きになりつつある。

 

■好きなもの

・母(静夏)や仲間たち、家族

・ヨルシャミ

・バイク

・カレーの中ではチキンカレーが好き

 

■ちょい足し情報

・夢を見る頻度は少なめ

眠りが深く、夢をあまり見ないタイプ。

夢を見る際はバイク召喚の予兆など特殊な場合が多いが、もちろん普通の夢を見ることもある。

なお夢路魔法の世界での行動は夢としてカウントしていない。

 

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■能力・特技

精神・魂の地力が半端ないため、乗っ取りや精神汚染系魔法の影響は受けないどころか反射したり消滅させたりできる。

ただし意図的にコントロールできる訳ではない。

回復魔法などプラス効果のある魔法も効きづらい体質となっている。

魂の強さは魔力を溜め込む力にも関わってくるため、伊織の魔力保有量は高位の魔導師より遥かに多い。

 

メイン属性はニルヴァーレと同じ風。

火、水とも相性が良い。

十章以前はヨルシャミたちが使うような一般的な魔法は使用できなかった。

 

母親譲りの人たらしの素質有り。

料理上手。静夏は入院しておりほぼ一人暮らし状態だったため家事洗濯一式のスキル有り。

 

【テイム】

神様に与えられたものではなく、天賦の才として開花した能力。

この世界にはテイマーと自力召喚が可能なサモンテイマーがおり、伊織は後者に該当。

テイマーは獣を含めた様々なものをテイムできるが、サモンテイマーは『この世界に召喚されたもの』に限ってテイムできる制約がある。

ただし契約要らずで使い勝手が良い。

 

伊織の場合は対象の頭を撫でることで発動。

対象の強さによっては失敗するが、伊織はテイム判定にも関わってくる魂の地力が半端ないので大抵成功する。

能力が強すぎて召喚獣でなくても「イオリに撫でられるとめちゃくちゃ擽ったい!」という影響を与える(テイムまではされない)

 

テイムされた者は伊織を父親のように感じるようだが命令の強制力は無い。

 

【召喚魔法】

物語終盤までは絶賛勉強中。

『魂と魂との繋がり』が重要な召喚術は魂の自己防衛能力の高い伊織とは相性が悪く、しょっちゅう失敗する。

代わりに一度繋がりができれば自由に呼び出し可能。

 

【魔力譲渡と魔力操作】

魔導師の基礎技術。伊織はまだ自分の意志では行なえない。

魔力譲渡は召喚対象に対してのみ可能(伊織の魔力量だと少しミスすると相手が弾け飛ぶ可能性があり危険)

この二つも召喚術と同じ理由で下手だった。

 

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■人間関係

 

静夏

母親。母子関係は良好。

溺愛されているが旅をしている間に双方親離れ・子離れをしようと意識的に気をつけつつある。目標で憧れ。

前世では学業以外の時間をほとんど静夏の世話や見舞いに充てていた。

伊織本人は受け入れていたが、九章でそれが大きな転機を生むことになる。

 

ヨルシャミ

仲間、師匠。伊織がこの世界に来て初めて頼られ、助けることができた人。

ヨルシャミの頼みを達成できたことは伊織の中でとても大切な要素になっている。

仲間としても師匠としても信頼しているが、無茶をしてよく倒れるので伊織としては心配。

途中で関係が変化する(下記ネタバレ参照)

 

ニルヴァーレ

元敵、師匠。紆余曲折ありヨルシャミとツーマンセルで伊織の師匠をしている。

二章以降、ニルヴァーレは伊織に執着しつつも溺愛し、伊織はニルヴァーレを人間として見て信頼している。

やや偏執的だが関係は良好。

伊織は結果的にニルヴァーレの父:カルガッサスの孫弟子になるため、伊織、ニルヴァーレ、ヨルシャミは召喚痕(しょうかんこん)が似ている。

 

バルド

仲間。

初めは母親に言い寄る悪い虫として見ていたが、仲間として行動するうちに親しみを持つようになる。

バルドも伊織に対しては父や兄のように振る舞うことがあり、相性は良い。

 

ネロ

先輩。伊織の憧れの対象。

静夏が救世主に対しての憧れだとすると、ネロは『自立』への憧れ。

ネロから負の感情を向けられてもそれは変わらなかった。

 

シァシァ

敵。

何かと感情を揺さぶりナレッジメカニクスに勧誘してくるので伊織は苦手としている。

しかしシァシァの過去を知って同情の気持ちを抱くようになった。

 

ウサウミウシ

仲間。

無意識とはいえ伊織が初めてテイムした召喚獣。

ただし召喚者は伊織ではなく過去に生きていたウサウミウシ狂の魔導師のクズレイン。

 

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■召喚・テイム対象

バイク:バイクだけはテイムせずとも自身の意志で初めからすべて一任した状態で自ら召喚された

ウサウミウシ:過去に第三者が召喚し、野生化したものをテイムした

ワイバーン(リーヴァ):ニルヴァーレが召喚したものを上書きテイム後、自力で召喚

追跡・盗聴用の虫:ヨルシャミが召喚したものを上書きテイム。ニルヴァーレに潰された

 

↓夢路魔法内での召喚。

 高度なシミュレーション扱いなので特殊個体を除き実際に召喚したとは言えない存在

 

毛虫:孵りたての小さな小さな毛虫。毛虫の赤ちゃん

ちりめんじゃこにたまに入ってるカニみたいなやつ:ちりめんモンスターのアレ

アストラル生命体:これは夢路魔法内でも実際に該当個体が出てきているが撫でられずテイムできなかった

 

 

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※ここよりネタバレ含む

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■肉体について

世界の神は転生者の肉体を用意する際に自分の遺伝子を混ぜて作り出す上、伊織の場合はただの転生ではなく『先に生まれ直した転生者(静夏)』の子供に転生した形になるため、体を構築する神様の遺伝子が多い。

 

転生時に魂に傷を負っていた。

それは眠って治癒を待つことで14年かけて完治しており、普段はその魔力量から確認できないが、今も傷跡として名残が残っているらしい。

現在それを目で確認できるのはシェミリザのみ。

 

十章以降は肩の火傷跡の上から魔力安定用の刺青を入れている。

 

■関係についての追記

物語の途中からヨルシャミと恋仲になった。

接し方はあまり変わらないものの、二人きりになった場合はわりとグイグイいく。しかしDTムーヴになりがち。

CP名は伊シャミ。

 

ニルヴァーレの執着心には当初は引いていたが、慣れてしまった&仲間意識を強めてからは受け入れているため関係は良好。

彼のした悪事ごと理解している。

ニルヴァーレを体に憑依させることも可能。

ただし長時間は魂の自己防衛でニルヴァーレが消滅しかねないので時間制限がある。

 

 

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■洗脳

十章以降はナレッジメカニクスに洗脳され、彼らを慕い自ら疑似家族になっている。期間は約2年ほど。

洗脳魔法の影響で精神年齢はやや幼稚で不安定。

この際の口調は「~だよ、だね、かな?」

 

洗脳後はシェミリザの方針で多少危険でも多種多様な方法で魔法の訓練を行ない、魔力操作の安定性も増したことにより膨大な魔力を惜しげもなく使用してとんでもない攻撃魔法を放つエグい成長の仕方をした。

ただし洗脳の効果で精神年齢の成長は抑制されており、その影響で何かと失敗する。

 

訓練の途中で自分の魔力を自動で事象に変化させるのではなく、自分の意思でイメージ通りの形に変化させる方法を会得。

それにより魔法の幅が広がり、世界の穴を閉じるのではなく広げるエピソードに繋がっていく。

終盤のニルヴァーレの肉体はこのイメージ出力式で形作られた伊織の魔力の塊となっている。

 

なお、バイクはしばらくの間召喚不可能となっていたが、ある時から再び呼び出せるようになった。

バイクも洗脳の影響を受けているため、ナレッジメカニクス内で本心から伊織のために動ける者は長らくニルヴァーレのみとなっていた。

 

▼洗脳後の呼び方

オルバート→父さん

シァシァ→パパ

シェミリザ→姉さん

パトレア→お姉ちゃん

セトラス→兄さん

ヘルベール→じいちゃん

ニルヴァーレ→ニル(弟扱い)

 

▼洗脳後の好きなもの・嫌いなもの

好きなもの

・家族(ナレッジメカニクス)

・魔法や科学の勉強をして強くなること

・ヨルシャミ(敵対している認識だが引き続き恋愛感情を持っている)

・バイク

 

嫌いなもの

・自分から色んなものを奪った母親

・自分たちを置いて死んだ父親

 

▼使用する魔法

イメージできるものは概ね可能。回復魔法や強化魔法は不得意。

愛用しているのはニルヴァーレと同じ背中から生やした風の鎌。

他にも水のトライデントなど使う頻度の高いものがある。

 

 

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■次世代編

 

ヨルシャミとの間にシュリオリエシオリという三兄弟がいる。

シュリは出自が特殊なためヨルシャミの元の姿及びニルヴァーレに似た要素を持つ。

 

外見年齢は20代で止まっており、シァシァを真似て三つ編みにしたりセトラスに貰った貝殻を髪留めに使っていたりと今なお親しみを持っている様子。

イリアスとの険悪さは据え置きだが、叔父と甥として何だかんだで仲良くしている。