「我が名はヨルシャミ。世に知らぬ者はおらぬ超賢者である!」
年齢:1232才(外見年齢14才)
性別:女(脳は男)
血液型:О
誕生日:77月24日(日本の暦換算では5月24日)
身長:148cm(元の姿は189㎝)
出身地:ベレリヤ エルフノワールの里「ラダラグロック」
一人称:私
二人称:呼び捨て
ピックアップイラスト
「マッシヴ様のいうとおり」のキャラ。
メインヒロイン。
尊大な態度だが納得したものには素直な性格。
倫理観が欠けている部分もあるが基本的に人道的で情に厚い。
本来はエルフノワールの男性だが、ナレッジメカニクスにより属性的に相性の悪いベルクエルフの少女(セラアニス)の体に脳を移植され千年間眠っていた。
伊織には一目置いており、何だかんだあり本編の途中から恋仲になる。
嫉妬には不慣れで不審な挙動を見せるが八つ当たりなどはせず、むしろ己を恥じるタイプ。
『魔力は寄生生物である』という持論があるが、一般的な魔導師には受け入れられておらず、あくまで持論の域を出ていなかった。
また、自称「誰もが知る超賢者」らしいが魔導師のコミュニティから外れている上に千年経っているためぶっちゃけ殆どの者が知らない。
千年前も千年後もニルヴァーレに気に入られ執拗に纏わりつかれており、ヨルシャミはそれを「変態」と嫌っている。
師匠はカルガッサス(ニルヴァーレの実父)
現在は伊織の師匠も兼任しており、ニルヴァーレとは師匠仲間となっている。
未だ苦手だが、仲間となってからは若干の仲間意識を持ち始めた模様。
無茶を無茶と承知の上で行なうことがある。
ただし状況観察した上で計算し「これが一番マシだ」と思った選択肢を選んでいるだけであり、考え無しや無鉄砲とは異なる。
最良の結果や効率のためなら己の負傷も意に介さないため、流血沙汰は多め。
鼻血を地面に吐き捨てるタイプのヒロイン。
なお相性の悪い肉体で無理やり魔法、特に水属性の魔法を使うと体内で暴れた魔力が血管を傷つけ出血を起こす。
この現象は他の魔導師でも魔力の枯渇状態で無理やり魔法を使用したり、暴発や暴走を起こすと起こる。
その場合の出血部分はランダムだが、ヨルシャミがよく目、鼻、口から先行して出血するのは脳が別人のため。
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■口調など
「~だな、だろう、だ」「~であろう、である」
「~故に」もよく使う。
■外見など
伊織よりやや低めの身長。
黄緑色のウェーブした長髪に薄緑の綺麗な瞳。
華奢な体躯だが部分部分に丸みのある女性らしいフォルム。
尖った耳はリータたちフォレストエルフより短いが、体の種族特徴のため元の体ではもう少し長い。
出身地の民族衣装が男女共にひらひらしたものだったため、女性ものでも抵抗感なく袖を通せる。
ただしフリルまみれ等は例外。
服に関してはお洒落なものと利便性への関心は半々程度。
装飾品をよく身に付けているのは魔力を安定させるのを補助する装飾品に慣れ親しんでいたため。
※今現在付けているものにその機能はない
元の姿については後述。
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■能力・才能
ヨルシャミ固有の魔法として夢路魔法がある。
自動予知の魔法もあるがこれは意識的に使えない。
また、ヨルシャミはこれらを「魔導師なら存在くらい知ってて当たり前」と思っていたが実際のところそんなことはない。
これは本人が天才な上に一般魔導師と距離を置いた生活をしていたことから魔導師としての常識が一部欠如しているためである。
自動予知に関しては一部の魔導師に「血筋由来の予知魔法を持つエルフノワールの一族が居たな」と認識されていることも。
【夢路魔法】
夢を介した特殊な空間、夢路魔法の世界を作り出せる。
他者の意識を引き込むことも可能。
現在は無理をしないなら一人が限界だが最盛期はかなりの人数を呼び込めた。
定員に関しては魔石と化したニルヴァーレと意識のみのセラアニスは例外。
本来は使用し終わると空間は一旦消えるが、二章以降はニルヴァーレが住み着いて好き勝手やっているため常に開いている。
この維持の魔力は微々たるもの、そしてニルヴァーレも請け負っているため特にダメージにはなっていない。
【自動予知】
その名の通り自動で予知されるため時間指定はできないが、予知されたことは必ずその通りになる。
……が、世界の理から外れている転生者のみその予知された未来に影響を与えることが可能。
ヨルシャミは映像として見える(個人差があり音だけ、匂いだけというタイプもいる)
予知は自分の周囲に限り、範囲を広げて見ようとするとノイズが混じってしまう。
【召喚魔法】
契約を済ませたものに限るが様々なものを召喚できる。
現在の体だと制約が多いが攻撃魔法を連発するよりは省エネらしい。
モスターシェたちサモンテイマーから見ても契約速度が恐ろしく早く、契約相手の質も良い。
なお契約成立した段階で召喚獣は死ぬことも覚悟しているため、彼らが命を落としてもヨルシャミは悲しまない。
むしろ覚悟済みの者を憐れむのは失礼だと思っている節も。
【自己封印】
自分の心臓を触媒に、何をされようが眠り続けるようにする魔法。
この間無理やり情報を吸い出すことも不可能になる。
使用者の意志で時間制限を設けることが可能だが、情報漏洩を防げても無防備になるため、当時仲間のいなかったヨルシャミは逃げる策がない時の切り札として扱っていた。
脳移植により触媒の心臓と切り離され、徐々に魔法が解けてしまう。
ただしそれも時間を要したためナレッジメカニクスはヨルシャミの目覚めにすぐには気づけなかった。
(脳移植により触媒の心臓と引き離され、その結果魔法が暴走し当初の時間制限を破って数百年眠らせ続けたのち、徐々に解けていった)
詳しい説明の記述は第20話に有り。
【その他の魔法】
闇属性の魔法は暗きもの、影や夜に属するものも含むため影を使ったり夜に効力の増すものが多い。
恐らく夢路魔法も夢が夜に属するものなので闇属性。
※なお光属性は「双方存在して初めて成り立つもの」のため相性がいい
隠遁魔法:人や物を隠すベールを出す。ベールは毛布ほどの大きさ。ヨルシャミが覚えている隠遁魔法はこれのみ。
影の針(影針):自分の影を針状にして放つ闇属性魔法。有限。影は時間経過で元に戻る。
圧縮魔法:闇属性魔法。黒い空間に閉じ込めた対象を圧縮する。強力だが魔力消費が激しく連発するとヨルシャミのダメージが瀕死レベルになる。
闇のローブ:闇をそのまま纏ったようなローブ。防御力向上。影の腕を何本も生やし攻撃や移動補助に使える。
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■好きなもの
自分(旅をする内に自分だけでなく仲間も含まれるようになってくる)
知識欲を満たせるもの(特に初めて見るもの。魔法関連に発揮されやすい)
クロケット
伊織や仲間たち
■苦手なもの
ある一定の大きさ以上の蜘蛛(召喚したものを除く。要するにただの虫としての蜘蛛)
ニルヴァーレ
慣れていないスキンシップ(嫌いではない)
過剰な寒さ
■目標
ナレッジメカニクスを潰す
できれば元の体に戻りたい(優先順位は低い)
救世の旅に同行し様々なものを見たい
セラアニスに肉体を用意したいor返したい
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■元の肉体
高身長の成人男性。
緑の瞳。長い黒髪を前髪ごと後ろで纏めていた。
体には魔力操作を更に安定させるための刺青がいくつか入っている(現在の肉体では代わりに安定させられる装飾品のみを使用)
触角のようなアホ毛が合計6本生えている。
肉弾戦は人並みに出来たらしいが自称。近接戦で魔法禁止ならニルヴァーレには普通に負ける。
驕っていたこともあり追ってくるナレッジメカニクスに対して舐めプをした結果、揚げ足を取られて見事に捕まったのは本人的に黒歴史。
捕まってからはしばらく尋問されていたが、口を割らないどころか封印魔法で眠ってしまい、どうやってもそれを解けなかったためローズライカにより脳移植が実施された。
結果は上記【自己封印】の項目を参照。
脳を抜かれた後の体はニルヴァーレにより保管されており、今も屋敷のどこかにあるらしい。
が、移植し直す技術がないこともありヨルシャミは体に関しては後回しにしている。
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■人間関係
・伊織
弟子、恋仲。
魔法関連の師匠として様々なことを教える。が、天才肌のため他人に教えるのが下手&加減がわからずスパルタ気味。
恋仲になってからはもっぱら翻弄される側だが、女装した伊織のことは男性目線で気に入っている。
並び立つ戦友として見てもいる様子。
兄弟子、元敵、師匠仲間。
仲間になった後もよく鳥肌の立つようなことを言ってくるため苦手。しかし一応仲間意識はある。
ニルヴァーレの溺愛は主に伊織に発現しているため、時折伊織を生贄にこっそり距離を取るが、そんなニルヴァーレと張り合うこともある。
・リータ
仲間。
リータには伊織との仲に関して度々インパクトを与えられる。恋の応援も初めは否定していたが最近は受け入れている模様。
また、伊織絡みでもやもやしてしまった際にヨルシャミはリータに申し訳なさを感じていた。
仲間。
粗野で横暴なミュゲイラだが相性は悪くない。時折凸凹バディのような連携を見せる。
・静夏
仲間。
ヨルシャミにとって馴染みの薄い母性による愛情・気遣いを与えてくるため良い意味で苦手。
しかし物語が進むにつれ心を開き、静夏のことも家族だと感じるようになる。
・シァシァ
敵。
勧誘してくるわ服をひん剥かれるわでいくら命の恩人でも警戒心を解けない相手。
仲間。
魔法に対する姿勢が似ており意気投合する。ナスカテスラの回復魔法はヨルシャミが驚嘆するほど。