「ぴぃ!」
年齢:?(推定3桁は生きている)
性別:?
血液型:?
誕生日:?
身長:不定形
出身地:?
ピックアップイラスト
「マッシヴ様のいうとおり」のキャラ。
ウサギとウミウシを掛け合わせたようなスライム状の生き物。
攻撃力がない代わりに防御力がカンストしており、食われようが焼かれようが死なない。
ただしある程度の暑さや寒さは感じるためダメージによっては不快感を感じる。
また、死にはしないが水分が多いのか凍ることがあるため注意が必要。
鳴き声は「ぴぃ」「ぴっ」「ぴぃ~!」など。
タニシやカタツムリといった腹足類のように這う。しっとり質感。
嫌なことがあったり威嚇をすると眉間にしわが二本ほど寄るが怖くはない。
年齢は不明だが召喚された時期を鑑みるとかなりの長命だと思われる。
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■仲間入りした経緯
群れ(推定)からはぐれて迷子になり、巨鳥に捕獲され空から降ってきたところを伊織に助けられる。
その後、意図的ではないものの上書きテイムされ同行することになった。
伊織たちはウサウミウシを群れに帰そうと考えているが、ウサウミウシ的には既に今のパーティーが群れである。
■生態
大食いで無尽蔵に食べることができるが、満腹感を感じると満足するので世界のすべてを食い尽くすことはない。
防御力が高いが故に警戒心が薄く、寝ることに貪欲。
同種の体色は基本的に暖色系だが時折寒色系もいる(レア)
本編では青いウサウミウシはポチが該当。
気になったものや興味のあるものには顔の部分だけ伸ばして匂いを嗅ぎにくることがある。ちょっとこわい。
また、縄張り意識が強く『自分と同系色のもの』は同族でも仲間と認識していないと威嚇する。
これはなかなかオレンジ色の髪を持つミュゲイラに懐かなかった原因でもある。
▼群れとコミュニケーション
ウサウミウシは群れを形成するが「その方が餌を得やすいから」という合理的な理由であり、お互いに親しみを持っているわけではない。
外敵が居らず一匹でも生き残れるということも大きく、自然と群れはするが細やかなコミュニケーションはほとんど取っていないようだ。
鳴き声も必要でなければ発さないが、感情の発散として意味もなく鳴くことがある。
伊織にテイムされたウサウミウシはテイムにより本来は持たない感情を得た上、多数の『仲間』と毎日コミュニケーションを取りながら長く共に居たため他のウサウミウシよりヒト寄りの思考をしている――が、ウサウミウシはウサウミウシである。
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※ここよりネタバレ含む
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■召喚主について
ウサウミウシは元は魔導師に永続召喚された召喚獣である。
召喚主はネロの先祖であるネランゼリと同じパーティーにいたクズな魔導師、その名もクズレイン。
ウサウミウシフェチで自分勝手に各所で召喚し住まわせようとしていた。
(永続召喚は取り扱いが繊細で、下手をすると生態系を崩し世界の侵略の手助けになってしまう)
その召喚主との契約を伊織が無意識に上書きテイムして掻き消したため、ウサウミウシとしては今の主人は伊織という認識。
なお主人とは命令を聞き報いる相手というよりは『群れのボス』と『ごはんをくれる人』と『お父さん』らしい。
■現在の生息地
現在はベレリヤ内にばらけて生息しているが、とある孤島ミッケルバードに多く存在する。
これはクズレインがベレリヤ出身であり、ネランゼリと旅をする過程でミッケルバードに辿り着いた際に「ここをウサウミウシの楽園にしたい!」と暴走した結果である。
ウサウミウシも食料に困らず海を渡るのも面倒だったため、特に深く考えず長い間ミッケルバードに留まっていた。
時が流れ、ナレッジメカニクスがミッケルバードに施設を作ろうとした際にウサウミウシを発見。
大食いで食料を荒らすこの厄介な生き物を実験体にしようと数匹ベレリヤに持ち帰ったが、何をやっても傷が付かない上に有毒なものも無効化させるため大変持て余した。
もちろんウサウミウシたちは実験体になったことを特に気にしていない。
というよりも恐らく気づいていない。
なお、それ以外の国にいる場合は恐らく渡り鳥の類に捕食という形で運ばれたか、人間の船に迷い込んで一緒に運ばれたか、時間をかけて海中を自力で移動したと思われる。
代表格はレプターラの南ドライアドの集落近くにいたポチ。
ミッケルバードには少なくとも101匹のウサウミウシがいる。
■合体について
ウサウミウシとウサウミウシは自我を保ったままくっつくことがある。
これは同郷のネコウモリとも起こる現象だが、ウサウミウシ的には不服。
合体した数によっては凄まじい巨体になることもできるが、別に知能は上がらないのでウサウミウシはウサウミウシである。