アズハル

 

「……それが私の価値のようで虫唾が走る」

 

年齢:外見年齢20代

性別:

血液型:O

誕生日:9月11日(日本の暦換算)

身長:189cm

出身地:レプターラ 首都

 

一人称:

二人称:呼び捨て


マッシヴ様のいうとおり」のキャラ。

 

レプターラの国王。

世間に知られている容姿と異なる姿をしている。

 

性格は威厳ある王……という風に付き合いが浅いと見えるが、実際は真面目且つ根暗な傾向が強い。

融通が利かず頑固でもあり自罰的で面倒な男。

そのせいで珍しくリオニャがキレたことがある。

 

とある事情から己の体を「呪われた肉体」と称して嫌っていた。

 

一時期は正妃や妾も多く居たが周囲から勧められたものであり、本人は好んでいなかったらしい。

実子はリオニャを除いて全員異なる理由で死んでいる。

あまり良い家族観を持っていないというのに『子供を生き残らせること』に一種の希望と執着を抱いていたが、それにはエゴにまみれた理由があった(本編532話参照)

 

人前に姿を現すことがほとんどないものの王としての仕事をこなす才能はあり、知識量も多い。

ただし端的に言って『世間知らず』のため、王宮外に関して見通しが甘いことがある。存外どんぶり勘定。

 

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■口調など

「~だ、だろう、だ」

させぬ、捨て置け、やめよ等、地位の高い人間のイメージが強い言葉も使う。

声は低く威圧感を与えるタイプ。

 

■外見など

グレーの髪と血のように赤い目。

髪は肩に触れる程度の長さ。

胸の中央を走る縦長の傷跡がある。

 

グレーの髪はリオニャに、赤い目は孫に受け継がれている。

グレーの髪色は親類に多く、赤い目は直系に多く出る傾向。

 

重いマントを羽織っていることが多いが、これは防刃や攻撃を躱す目的のもの。

出歩く機会は少ないが一般的なレプターラの人間と比べて背丈が高く体もがっしりとしている。

 

 

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※ここよりネタバレ含む

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■能力・特技

身体能力が高く、ハーフドラゴニュートのリオニャともタイマンを張れるほど。

痛覚はあるが自身の負傷に対して関心が薄く、怯むような場面でも突っ込んでくる。

 

武器として炎の刃を持つシミターを使うこともあり、このシミターは柄側から炎の球を放つことも可能。

ただし一度放つと一定時間は炎の刃を発生させられなくなる。

なお道具を用いなければアズハル本人は魔法は使えない。

 

■肉体について

ベースは普通の人間。

アズハルは幼少期より前王(アズハルの父)の言いなりに近く、その前王がナレッジメカニクスと契約したことによりアズハルは延命処置により不老且つ戦闘力の高い肉体になった。

しかし代わりに魔石を摂取しなくては生きていけなくなってしまう。

アズハルに使用された延命装置はナレッジメカニクスの幹部のものとは異なり、身体能力の向上する高性能タイプだが、コスパが悪く適合者も一握りのみの実験作品。アズハルに適合したのは運が良かっただけである。

 

■妾と娘について

妾であるドラゴニュートのリーネリレーヴァに対する恋情はなく、あくまで体の強い子を産ませる対象として見ていた。

が、アズハルの境遇を知り協力的になった彼女に疑問を抱き、リオニャが生まれてからは自覚のない情を抱いていたが不器用すぎて上手く伝わっていなかった。

そのまま宰相の結託によりリーネリレーヴァは処刑されたため、彼女の真意は聞けずじまいである。

 

リオニャを王宮外へ逃がしたのはアズハルであり、リオニャの名付け親でもある。

騒動後に孫の名付けにも関わっており、タルハという名を授けた。

 

■目的

性格を一言で表すなら、ねじくれた希死念慮の塊。

死にたくはないが自死も出来ず、無意味に生きてきたと知りつつ無意味に死にたくないという想いを持つ。

 

子に王位を譲って何もかもから逃げたがっていたが、それは子を自分の代わりに生贄にするような行為だった。

それを自覚しつつも妻を持つこと、子を持つことの理由はすべてこの目的に帰結している。

しかし前述の通りリオニャ以外の実子は全員亡くなっており、目的を果たせないことがアズハルの絶望感を更に加速させた。

この『子供の死の原因』についてアズハルは「己の身が呪われているから」としているが、延命装置による不老性が子孫に影響を及ぼすかは不明。

実際のところ運の問題、後継者問題による第三者の差し金、元々の遺伝性疾患の方が可能性が高い。

唯一残ったリオニャに復讐されることで彼女の復讐の糧になり『意味を得る』ことがアズハルの希望だった。 

 

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■人間関係

 

リオニャ

実の娘。

リオニャがリーネリレーヴァの元にいた頃にアズハルも何度か様子を見に行っていたが、直接顔を合わせるのは数年間隔だったため、リオニャの記憶は断片的だった。それでも思い出せたのは長期記憶に優れる長命種の血も影響している。

 

オルバート

協力者。

前王から続く取り引きのため、アズハルとも繋がりがある。親しい会話をする間柄ではない。

 

シァシァ

延命処置の際に会っているが、顔見知りというレベルにすら達していない。

 

ベンジャミルタ

いつの間にか出来ていた義理の息子。リオニャの旦那。

事件終息後はベンジャミルタの理解の深さもあり悪い関係ではない。

 

ミドラ

いつの間にか出来ていた義理の娘。リオニャのパートナー。

正確な年齢は不明だがミドラの方が年上な可能性が高い。

 

・タルハ

いつの間にか出来ていた孫。

リオニャのゴリ押しによりタルハの名付け親になる。タルハやリオニャの件を見るにアズハルは何かにあやかって名をつける傾向が強いようだ。