『友達のような夫婦、というものもあると聞きましたが』
年齢:20才
性別:男
血液型:A
誕生日:10月7日
身長:183cm
出身地:暗渠街 ホクオウ地区
一人称:俺
二人称:呼び捨て、~様、若旦那
「暗渠街の糀寺さん」のキャラ。
暗渠街のホクオウ地区出身者と表のマホロバ地区出身者のハーフ。
苗字は漢字で書くと「殳旁」だが、本人でさえ書くことは稀なため漢字を忘れがち。
12才の頃、まだ少年だった蒼蓉に救われたことから忠誠を誓い、今は蒼蓉の命令で暗躍する『万化亭の影』の筆頭をしている。
魔導師ではないため魔法は使えないが、隠密技術が高く柚良にすら近くに潜んでいると気取られない。
生まれた時から声を発することができない。
筆談もしくは手話でコミュニケーションを行なうが、暗渠街に手話の技術は行き渡っていないため筆談がメイン。
常にペンや鉛筆、メモを持ち歩いており、筆記速度が恐ろしく早いため意思疎通はほぼリアルタイムで可能なようだ。
なお、小説本編においてセリフは『』で表記されるが、声を発さないセリフ(「?」や「……!」や「……」など)は通常のカギカッコで表記される。
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■口調など
『~だ、だろう、なのか?』『~です、ですか、でしょうか?』
筆談のため言い切るような言い方も多い。
目上の人間、特に蒼蓉には文字でも敬語を使う。
■外見など
赤い髪と薄紫色の目。
長髪をポニーテールにしている。
任務中は口元を黒いマスクで隠していることが多く、服飾も黒いものを好む。
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■好きなもの
・蒼蓉、万化亭
・技術の向上に繋がる鍛錬
・ブルーベリーパイ
■苦手なもの
・柚良
・焦榕
・筆談を禁じられる場所やシチュエーション
■戦闘技術
隠密だけでなく戦闘にも慣れており、考えなしのゴロツキ程度なら秒殺できる。
刀や小刀、クナイを使った戦闘を得意としており、近接戦闘から遠距離戦闘まで卒なくこなせるようだ。
反面、魔導師やスクロールを使用する人間に対しては力負けすることが多々あるため、もし初めから戦闘を想定している場合は如何に身を顰め隙を突き一撃必殺で殺せるかを重視する傾向にある。
だが基本的には蒼蓉と柚良の護衛を担当している都合上、護衛対象への攻撃を防ぐために姿を現し威嚇することが多い。
■声について
前述の通り生まれつき声が出せず、声帯の異常によるものだとされている。
不便な面も多いが『隠密任務に際して何があっても声を発さない』という点を長所だとイェルハルド本人も受け止めている。
『自分の声』というものがイメージできず、心の声の声音はその時の気分によって変わるようだ。
筆談を始めた当時は相応に拙く、書き終わるまで時間を要した。
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■人間関係
・蒼蓉
主人、恩人。
忠誠を誓う主人。イェルハルドからすれば給料すら不要といった心持ちだが、蒼蓉はきちんと平等に支払っているようだ。
妄信の域には達しておらず、蒼蓉の(主に柚良に対する)行動に半眼になることもある。時折幼馴染のような振る舞いを見せることも。
疑問点の指摘等も行なうが、蒼蓉が承知の上なら基本的に反論はしない。
・柚良
護衛対象。
蒼蓉の想い人として早い段階で存在を知っていたが、柚良が何かと不用意な行動をするためイライラさせられることが多い。
柚良が暗渠街に来てからは彼女の護衛を主な仕事にしているため、それも手伝って柚良のことをあまり好きではない様子をよく見せる。
・焦榕
要注意人物。
蒼蓉の従兄のため敬語で接するが、焦榕の所業を知っていることと彼が万化亭への出入りを禁じられている前提から威圧的な態度を取る。
何かと物怖じせず侵入してくるためイェルハルドの悩みの種の一つ。